[秋は夕暮れの段]

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秋は夕暮れの段


1、信じられないもの・・・・・

第1話
入社した頃、素直だった私・…旅行会でみんな酔ってべろんべろんになり当時は、平だった係長が私の前にやって来て「畏れ多くも菊のご紋を拝ましてやるから目を閉じろ」なにがなんだかわからなくて「はい」と答えて目を閉じたら、「よし目を開けてよろしい」

すると目の前に浴衣をまくりあげて突き出された二目と見られない薄汚い係長の尻が!「ぎゃあー」と逃げ出そうとした私をまわりの男子社員が押さえたのよん!信じられない!

第2話
姉御肌だった先輩がめでたく結婚。まもなく妊娠したんだけど、あの尻出し係長と主任が深刻な顔でコソコソと話してる、「なにかあったんですか?」「困ったことになった、産休とることになるんだが、結婚した日と出産予定日があわないだろう」

「はぁ〜それがなにか?」「婚前交渉があったことが上に知れたら本人のためにならないだろ」
こいつら本物のバカだぁー信じられない!



2、言いにくきもの・・・・・

経理課長に再三、誘われて断っていたら、主任に話しがあると呼ばれた。「経理課長の誘いをいつも断ってると立場が悪くなるぞ、俺も協調性がないとおまえを評価しなければならなくなるんだよ」そんなの仕事と関係ないじゃん!

憤慨して、前に「困ったことがあったら、直接言ってきなさい」と言っていた部長のところに相談に行くと、主任が誰も見てないところで、土下座して謝ってきた。

今は、部長と足を絡ませて「なんか面白い話しはないか」と聞かれるようになったけど、どうして?部長より経理課長の方が若くて、いい男だったのに〜?



3、同じことなれど神通力を失うもの・・・

若い頃の彼は、裸になり仰向けに寝て股間にバスタオルをかぶせて、私がタオルのまわりで阿波踊りのような手つきで「あ〜じゃ〜ば〜ば〜あ〜じゃ〜ば・・・」と呪文を唱えると、あ〜ら不思議、むくむくとバスタオルが盛り上がりテントを張るのでござります。

いまや、中年の域に達した彼はには、私の手の神通力も効果なく、魔法の呪文も通じないようですの、今度は手ぬぐいかぶせて試して見ようと思います。彼は以前より地球の重力が強くなったためだと申しておりますが、きっと私の神通力が衰えたために違いありません。インドの蛇使いの笛でも修行してまた挑戦して見ようと思います。


4、(~_~ξ;一言で変るもの・・・

昨日今日、見合いして結婚披露宴したかと思ったらもう離婚したという同僚に理由はなんだと先輩たちが詰め寄ります。前の彼女の方が良かった…などと言うので非難轟々で、なんてヤツだ!前の女と比較したりする性根が怪しからん!辛抱が足りん!恋愛ごっこじゃねーぞ!とさんざん叱られた末に、小さな声で「…初夜で早いって言われた」とつぶやくと、、
みんな一瞬、唖然… 途端に雰囲気が一変してしまい、なんちゅう女だ!別れて良かったじゃねーか!前の彼氏と比べてんのは相手の方だ!酷い女だったんだろう気の毒に。


5、(~_~ξ; いと臭き騒がしきもの…

滑り込みアウトでトイレが満員だったこと。ぁあ…このままじゃ漏れちゃう修羅場になるくらいなら清水の舞台から飛び降りる思いでと隣りの男子トイレへ、、、誰もいないのでなんとか滑り込みセーフ!ところが誰か入って来ました。いつも独り言の多い某主任らしく、なにやら掛け声がします〜 「ぉ〜よしよし」 プスゥーーっ 「お〜よしよし」 ブリブリ 「おお〜よしよし」 ビチビチシャー 「うっよしよし」 ガランガランクシャクシャ 「んん〜よしよし」 笑いを堪えるのが大変でござりましたが、どうやら先に出てくれたようなので、今のうちに退散しようとしたところ、また誰か入って来ます、慌てて戻り息をひそめておりますと、、、バタン!!ガサガサ!!
と、すごい気合と雄たけびとももにガランガラン!ジャー--バタン!!ものの20秒ほどの驚くべき速さで出て行ってしまいました。 世にも臭〜ぃ体験でござりました。

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